マヤ遺跡探訪
CENOTE NOH MOZON
2000年に初めてマヤパンを訪れた際、タクシーの運転手が近くのセノーテに誘ってくれました。 マヤパンのセノーテは小さいもので、 近くにマヤパンと関係のあるもっと大きなセノーテがあるのかと思い、折角なので案内して貰いました。

後で調べたところ最初に案内してもらったのは近くのテルチャキーリョと言う人口1000人ちょっとの小さな町のセノーテでした。  そこから今度は町の人がもっと凄いセノーテがあると郊外のセノーテに案内してくれたのですが、それがセノーテ・ノ・モソンでした。

   (訪問日 2000年8月18日)
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 (Iglesia de Telchaquillo)

最初に行った町の中心の教会です。 町の名前は覚えていなかったのですが、現在は Google Earth という便利なものがあり、Street View で探してみたら 写真と同じ教会が見つかりました。 テルチャキーリョ (Telchaquillo) という町でした。 マヤパンの北 1Km 位のところです。 そこでこの 町名で検索すると 直ぐにセノーテに行き当たりました。 セノーテは教会の向かい側にあり、 現在はセノーテで有名な町のようです。

セノーテに降りましたが、ゴミが散らかり悪臭が漂っていて、当時はお世辞にも綺麗なセノーテとは言え無い代物でした。 一応写真も何枚か撮って ありました。

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            (Cenote de Telchaquillo)

ウェブページで現在のテルチャキーリョのセノーテを見ると、水は浄化され綺麗に整備されているようにも見えます。 水が流れていれば、整備の仕方次第で 綺麗になる筈です。

わざわざセノーテを見に来た事を知った地元の人が、もっと素晴らしいセノーテがあるので良かったら案内すると申し出てくれました。 もうここまで来たら お願いするしかありません。 そのおじさんは自転車で来ていて上半身は裸です。 家に自転車を置いてシャツを着てくるので一緒に来て欲しい、と。  タクシーの運転手が一緒なので、言われる通りに。

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 (Afueras de Telchaqillo)

車内から撮った、町はずれの井戸端。 地元の人に、犬、豚、七面鳥と賑やかです。

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 (Camino hacia Noh Mozon)

おじさんをのせたタクシーは町を出て、周囲を緑に囲まれた砂利道を何処までも。

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 (Indicador de Noh Mozon)

10分くらい走ったでしょうか、ノ・モソンと岩に手書きした標識が出てきました。。

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 (Cenote de Noh Mozon)

タクシーを降りて少し歩いていくと、大地にポッカリと穴が。

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 (Cenote de Noh Mozon)

水面はかなり下です、深さは20m位あるででしょうか、光が当たると水がコバルトブルーに見えます。 地下の水路と繋がっていて 水の流れがあるようです。

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 (Cenote de Noh Mozon)

案内してくれたマヤ人のおじさんによると、数年前にアメリカの学術探検隊が来て、水底からマヤの遺物を 沢山回収した、との事でした。 マヤパンと繋がりがあったのかもしれません。

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 (Escala hecha de rama y enredadera)

セノーテの縁から 木の蔓のようなもので作られた梯子が水面まで下がっています。

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        (Recto hacia superficie del agua)

        下まで降りないかと誘われましたが、さすがに遠慮させて頂きました。

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 (Donde estaionar)

人っ子一人いない緑のジャングルにぽっかり口を開けた、神秘的なセノーテでした。
車に戻り案内してくれたおじさんをテルチャキーリョへ送り届けます。  前を歩くのがタクシーの運転手、後ろが案内のおじさんでした。

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ノ・モソンを検索してみると、正確な位置情報まで出てきます。 最近は少し有名になってツアーも組まれるようです。 テルチャキーリョ から西へ、距離は 15Km 位ありそうです。

少し遺跡から離れて、周辺情報でした。


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