マヤは16世紀初頭にスペイン人によって征服されるまで、2000年の長きにわたり、
独自の文化をメキシコ南東部からグアテマラ、ホンジュラスにかけて開花させた興味深
い人たちです。 しかし、その実像は充分解明されているとは言えません。
ひとつには古典期後期のマヤ衰退に伴い多くの遺跡が放棄されやがて埋もれてしまった事、
またひとつにはスペイン人によるマヤ征服で後古典期が終了し、 文明そのものが滅亡に
追いやられてしまった事によると思います。
多くの研究者による調査・研究で、神聖文字の解読を含め実態の解明が進んでいますが、
新発見で定説が覆る事も多くあり、まだまだ神秘的なマヤ文明ではあります。
右は パレンケ グループ IV 出土の石板の拓本で、奴隷の上に座るキニチ・アーカル・モ・ナーブ 3世
(在位 721年 - ) 我が家の宝です。
実物は遺跡併設博物館にあり、ここをクリックすると写真が開きます。
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