エル レイ遺跡は世界的に知られたリゾート地 カンクンのホテル街にあります。
ホテル街のある場所はもともと南北に細長い島でしたが、北と南でユカタン半島と陸続きになり、内側に取り残された海は
ニチュプテ湖になりました。 この豊かな自然に着目し 1974年から観光開発が行われ、鄙びた漁村は瞬く間に世界的観光地になりました。
現在はカンクン市から湖の北側と東側の海沿いまで100軒以上の高級リゾートホテルがびっしり立ち並び、エル・レイ遺跡はホテル街の南
にポツンと残されます。
このエル レイ遺跡、漁村としては先古典期には既に存在したようですが、マヤセンターとしての繁栄は後古典期後期 1200年頃からで、
16世紀半ばのスペイン人によるマヤ征服まで、交易の拠点として重要な位置を占めました。
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(訪問日 2002年8月29日)
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(Entrada al sitio arqueológico de El Rey)
ホテルヒルトンから更に南へ 1 Km弱下ると道の右側に遺跡の入口が見えてきます。
カンクンへの観光客はアメリカ人が大半で、彼らの関心は遺跡ではなく専ら海辺のリゾートですから、かんかん照りの
太陽の下、遺跡を訪れる人は多くありません。
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(Vista aérea de El Rey por Google earth)
Google earth の画像がかなり明瞭で、南北に細長い遺跡の南端にある入り口事務所 (レンガ色の矩形の屋根) が確認出来ます。
遺跡の西側はゴルフ場で、遺跡は丁度パーファイブの 1ホール分位。 (^-^)
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(Calzada Sur que conecta entrada del sitio y parte principal de El Rey)
南北 520m、東西 70mの遺跡は、遺跡の中心から、北の道と南の道が伸びています。 遺跡は南から入るので、写真の南の道を
遺跡の中心を目指して北へ進んでいきます。
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(Las estructuras a lo largo de Calzada Sur)
芝生で綺麗に整備された道の両側には写真のような建物跡が並びます。
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(Los residentes actuales de El Rey)
そして、そこでは彼らが現在の住人です。 小さいのから大きなものまで、行けば必ず出会います。
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(Calentandose al sol)
ヤシの切り株を抱いて、朝の太陽で熱の補給でしょうか?
これはかなり大きなイグアナで、尻尾の先まで1メート半位はありそうです。
(Parte principal del sitio)
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遺跡の中心に近づいたので、地図を確認しておきます。 遺跡全体では建造物が
47 有るそうですが、地図がその中心部になります。 ここまで歩いてきた南の道は、
地図で入口と書いた部分の下です。
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(Estructura 2 en frente y Estructura 3 a la derecha)
入口の矢印の所から中央広場に入りました。 写真中央奥は正面に階段がついた小さなピラミッドの2号建造物、右の基壇の上が
3号建造物です。
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(Estructura 2)
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2号建造物は高さ 5.5mの3層のピラミッドで、上に神殿がありました。 高貴な人物が埋葬され、副葬品と共に
見つかっています。
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(Estructura 3)
4号建造物の上から3号建造物を撮りました。 屋根が残る、エル レイで一番保存の良い建造物で、左に神殿と
右に祭壇を伴いますが、神殿と祭壇は廃墟です。
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(Estructura 3)
3号建造物を逆光を避けて東側から撮りました。 東側は入口が3つあります。
屋根が残ったお陰で、次の写真に見えるように内部の彩色が一部残りました。
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(Pintura mural que queda en el interior de Estructura 3)
西側から覗いた3号建造物の室内です。 壁面に青い塗色が残り、入口周りには赤い縁取りが認められます。 500年以上の時を経て残念ながら
図柄は殆ど読み取れませんが、帯状に神聖文字が残った部分には、赤、黒、黄、青で描かれた文字が少し読めそうです。
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(Calzada Norte, vista desde Estructura 2 hacia norte)
2号ピラミッドに登り北の方を見ると、北の道が広がり、遠くにピラミッドの形をしたホテル ヒルトンも見えます。
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(Estructura 7)
2号ピラミッドの上から、カメラをまわして見ます。 まず北側、北の広場に面して、小さな矩形の基壇を前に、7号建造物が
あります。
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(Estructura 1)
同じ場所から、西側眼下に1号建造物跡が広がります。 丸い列柱を残すのみです。
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(Estructura 5 y Estructura 4 al fondo)
南の方へ目を転じると中央広場の5号建造物があります。 二つの基壇が繋がった南北に細長い基壇です。
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(Estructura 4)
5号の先の4号建造物、中心部で一番大きく幅 37mあります。 その先には南の道が遺跡の入口まで伸びています。
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(Los residentes despiden a la persona que dió la comida)
帰り道、ホテル ヒルトンの宿泊客らしい人がイグアナにパンをあげていました。
エル レイの住人大集合です。 写真は餌やりを終え帰る人を見送る住人達。